と殺までの真実
鶏(にわとり)&ひよこ&卵
ニワトリたちの地獄 ― 卵生産の残虐性は、鶏の取り扱い方そのものにあります。おそらく家畜の中で最も虐待を受けているのが 鶏のメスたちです。5羽のメスが引出し式のワイヤーの檻に詰め込まれます。
その檻は高く積み重ねられ、上の檻から下の檻へと糞が落ちてくるのです。狭い檻でメスたちは身動きもできず、産卵にカルシウムを使うため、歩行が困難になり、骨粗鬆症を引き起こします。餌に口先が届かず餓死するものもいます。
わずか2歳で、メスのほとんどは使用済みとなり、と殺場へ送られます。卵の孵化場ではオスは用なしなので、窒息死させられるか、首を切られるか、圧死させられるか、または生きたまま挽肉にされるのです。卵生産工場から届く今日の卵は、メスたちの22時間の地獄そのものを意味するのです。
本当は利口なニワトリ −
鶏は探究心が強く、興味深い動物で、猫や犬などの哺乳動物や、時には霊長類と同じくらい利口な鳥です。*1)
鶏には社会性があり、共同生活を好みます。 食べ物を取り合い、互いにほこりを払いあい、止まり木で休み、日光浴をします。オーストラリア・マッカーリー大学の動物行動研究室長、クリス・エバンス博士は、「会議でちょっとしたいたずらと思い、時々”鶏”と言わずに鶏の特性を挙げると、皆、私が猿のことを話しているのかと思うらしいのです。」と述べています。*2)
鶏は早熟な鳥で、母親のめんどりはまだ生まれていない卵の中の子どもにコッコッと話しかけ、子どもも、母親や卵の中の子ども同士でさえずり返しているのです。*3)
その知性と順応性ゆえに、特に畜産による打撃を受けやすいのです。なぜならひよこは他の鳥と違い、母親も心地よい巣がなくても生き延びる能力があり、卵からかえるとしきりに探索をはじめ、生活を経験し始めるのです。
鶏肉となるニワトリ −しかし、アメリカでは毎年90億羽以上の鶏が畜産場で飼育され、本来の生活を謳歌することはありません。*4)ひよこたちは生涯親に会うことはありません。ほこりを浴びることも、太陽を背中に感じることも、新鮮な空気を吸うことも、止まり木で休むことも、また巣を作ることさえ許されないのです。
鶏はその“鶏肉(=ブロイラー)”のために育てられ、生涯を汚い小屋で何千羽の鶏とともに過ごします。あまりに密集して詰め込まれるので、病気が絶えません。早く大きく成長させるために薬漬けとなり、足も臓器も持ちこたえられなくなり、心臓発作や臓器不全、壊滅的な足の奇形が日常的に起こります。
多くは自分の体重に耐えられず足が動かなくなり、やがて水の噴き出し口に届くことさえできずに死んでいきます。生後わずか6、7週目でケージに詰め込まれ、と殺場へ送られるのです。
スープになる産卵鶏 −卵のために搾取される鶏、”産卵鶏”は、ステンレス製の飼育ケージに詰め込まれます。そこは片方の翼を伸ばすこともできない狭いスペースです。ケージは互いに積み上げられ、上のケージの鶏の糞便が常に下のケージに落ちてくる状態です。
不自然な監禁のストレスから互いに突付きあわないよう、彼らの敏感なくちばしは切り取られます。農場主はしばしば14日もの間食べ物を取り上げてショックを与え、さらに多くの卵を産ませる方法をとります(強制換羽)。*5)体が衰弱し、生産が落ちると、と殺場へ送られます。通常これらの産卵鶏はあまりに傷つき、疲弊しすぎたために、スープやペットフードとなります。
生きたまま挽かれるオス −産卵鶏飼育場で生まれたオスは、必要以上の鶏肉生産のために育てることもできないので、殺されるのです。毎年1億羽以上の幼いひよこが生きたまま挽かれたり、圧縮袋に投げ込まれます。
意識あるまま熱湯へ − 鶏は小さなケージに投げ込まれ、と殺場へ過酷な旅に出ます。手荒な扱いのため、何億羽もの鶏が、翼や足を損傷し、何百万羽もの鶏が輸送のストレスで死んでしまいます。*6)
と殺場では、彼らの足はへし折られ、喉は切リ割かれ、羽を取り除くための熱湯に沈められます。鳥は人道的なと殺に関する法律(the
Humane Methods of Slaughter Act)を免除されるので、法的保護法を受けられず、喉を切り裂かれるとき、ほとんどはまだ意識があり、そして多くは熱湯でやけどして死ぬことになるのです。
〜つづく〜
*1)William Grimes, “If Chickens Are So Smart, Why Aren’t They Eating
Us?” New York Times, 12 Jan. 2003.
*2
Grimes.
*3) “Behavioral Research,” Chicken-Yard.Net, 30 Nov. 2001.
*4) Wayne Pacelle,
“Mercy, Mercy: Chickens Deserve Same Humane End as Pigs and Cattle,” Humane Society of the United States, 2005.
*5) United Poultry Concerns, “Forced Molting,” United Poultry Concerns
Online, 2005.
*6) T.G. Knowles and L.G. Wilkins, “The Problem of
Broken Bones During Handling of Laying Hens: A Review,” Poultry Science, 1998.
(source: PETA
/GoVeg.com
/Ask Carla.com)
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