魚は本当にヘルシー? 〜続編II〜


女性と子供への影響〜胎児のIQが低下〜

女性と子どもへの影響 − 妊娠女性は魚を摂取することで、自分だけでなく、生まれてくる赤ちゃんの健康まで危険にさらすことになります。PCB、水銀、その他の毒素は母乳から乳児に渡されます。
  ウェイン州立大学の研究者たちは、「妊娠以前、たとえ数年前でも魚を常食としていた女性の子どもは、出世時の反応が鈍く、小頭で、発育上問題があるケースが多い」と報告しています。*33)
  母親の血液にある水銀は、たとえ低い濃度でも、子どもの発育に影響を与える恐れがあります。水銀中毒は、特に胎児に危険です。なぜなら、胎児の血中水銀濃度は母親のそれより70%高くなる可能性を秘めているからです。これはおそらく、胎児の血液が、成長に必要な他の大切な微粒子とともに、水銀まで濃縮させてしまうからでしょう。*35)

  妊娠中に魚を食べる女性は、生まれてくる子どもの脳や神経組織にも重大なダメージを与える恐れがあります。研究では、魚を多く摂取した女性から生まれた子どもは、話し始めることも歩き始めることも遅く、細かい運動神経の発育も遅く、また記憶力が弱く、集中力の持続時間も短いなどの現象が確認されています。*36)


知能、運動神経の低下、奇形の可能性も −  「IQを幾分低下させるのだろう。運動神経も低下するのかもしれない。つまり俗に言う”クラッツ(=間抜け)”のような子だ。」と言うのは、ニュージャージー水銀専門調査会長、ミカエル・ゴッホフェルド医師。*37)

  ボストン大学環境保健部長兼ボストン環境公害研究センターのディレクターであるロベルタ・F・ホワイト医師は、「出生前に水銀を浴びた子どもは、神経機能を測るテストでかなり低い点数だった。」とも報告しています。*38)

  ハーバード・スクール環境衛生の科学者たちも、「母親が魚を摂取することで脳を損傷することは、明らかだ。シーフードの水銀中毒は、子宮の胎児であろうと成長中の子どもであろうと、取り返しのつかない心臓障害や脳障害を引き起こす。たとえ少量でも、免疫機能が障害を起こし、発育遅延、肉体的奇形につながる。」*39)と報告しています。


1ヶ月ツナ缶一つでも胎児には危険 − 天然資源防衛委員会によると、出産可能年齢のアメリカ女性のうち6人に1人は、子どもを危険にさらすレベルの水銀を持っている可能性があるとのこと。*41)
  公益調査グループと環境ワーキング・グループは、「妊娠中の女性は、1ヶ月にツナ缶(アメリカサイズ=170gくらい?)を一つ以上食べると、胎児の発生中の脳を損傷するに十分な水銀を摂取することになります」と、警告しています。*42)


湖や川の魚も危険 −  危険なのは、水銀を多く含む大海の魚だけではありません。湖や川の魚もまた、母親や子どもの健康を脅かしています。保守的で悪名高い環境保護庁でさえも、淡水魚の半分以上は、妊娠可能年齢の女性が週に2日以上摂取することは安全ではなく、3/4以上は3歳以下の幼児には危険な水銀レベルを持っている、と判断しました。*43)
  マサチューセッツは、妊娠女性は州内で漁獲されるいかなる淡水魚も摂取すべきではないと警告しました。*44) 2002年の時点では、43州が淡水魚の警告を発しており、国内の湖の30%と川の13%を網羅する規制を公布しています。*45)


米国FDAと環境保護庁の勧告 − この増大する脅威に対処すべく、米国FDAと環境保護庁は、妊娠可能年齢の女性と幼児に、水銀を多量に含有する特定の魚の摂取を止めるよう、勧告しました。*46) しかし、濃度が低くても全ての魚が水銀を含有しているわけで、水銀そもそもが毒なのです。私たちは誰でも、このような恐ろしい結果を招く物質を むやみに摂取すべきではないのでは?


乳ガンと不妊症のリスク − 魚の摂取は、妊娠率の低下と乳ガンの危険度上昇に関与しています。たとえ少量でも汚染された魚を摂取すると、妊娠が難しくなります。*47) ウィスコンシン-マディソン大学の科学者たちは、淡水魚を食べる女性は、乳ガンを患う確立が非常に高くなることを指摘しています。*48) 同様な研究がデンマークでも行われ、魚の消費と乳ガンとの関係を確認しています。*49)

  魚の摂取は女性と子どもに深刻な健康被害をもたらします。私たちは食事の際、毎回ギャンブルをするようなものです。家族と自分自身を守る唯一の方法は、魚を海に放置し、私たちの食卓から消すことです。

〜つづく〜


魚は本当にヘルシー?
       −水銀の害−脳へのダメージ

       −魚で頭が悪くなる
       −大量の抗生剤がまねく将来の病気
       −市民の健康より業界の圧力

屠殺までの真実−魚


*33) Physicians Committee for Responsible Medicine, 39.
*35) Weise.
*36) Kathryn R. Mahaffey, Robert P. Clickner, and Catherine C. Bodurow, “Blood Organic Mercury and Dietary Mercury Intake: National Health and Nutrition Examination Survey, 1999 and 2000,” Environmental Health Perspectives, April 2004.
*37) Lindy Washburn and Alex Nussbaum, “Chemical Pollution Is Turning Healthy Food Toxic,” North Jersey Media Group Inc., 14 Mar. 2004.
*38) James Gorman, “Does Mercury Matter? Experts Debate the Big Fish Question,” The New York Times, 29 July 2003.

*41) Weise.
*42) Cable News Network, “Report: Fish-Mercury Risk Underestimated,” 12 Apr. 2001.
*43) Juliet Eilperin, “Most Fish From Lakes Is Too High in Mercury,” The Washington Post, 4 Aug. 2004.
*44) Robert McClure, “People Not Warned About Mercury in Fish,” Seattle Post-Intelligencer, 30 July 2001.
*45) Eilperin.
*46) Gorman.
*47) Physicians Committee for Responsible Medicine, 39.
*48) “Study Links Breast Cancer, Fox River Fish,” Green Bay News-Chronicle Online.
*49) “Breast Cancer: Fish Intake Is Positively Associated With Breast Cancer Incidence Rate,” Women’s Health Weekly, 15 Jan. 2004.

(source: PETA /GoVeg.com /FishingHurts )