魚は本当にヘルシー? 〜続編III〜


大量の抗生剤がまねく将来の病気

魚介の食中毒 − 米疾病管理予防センターによると、食物に起因する病気は毎年約7500万件発生しており、入院患者数は数十万件、死亡者数は数千件に上ります。魚介類は米国の食中毒の原因の第1位です。*50) 中毒の症状はマイルドなものから、極度な不快症状、神経組織の損傷、そして死もあります。*51)

  魚介類中毒は、サルモネラ菌やリステリア菌、大腸菌などのウィルスや細菌に汚染された食品を摂取することで起こります。コンシューマリポーツが米国中のスーパーで購入した鮮魚の細菌レベルをチェックした際、3〜8%に予期せぬ大腸菌の含有量を発見しました。大腸菌は人や動物の糞便から来る細菌で、水路を汚染しています。*52)


風邪ではなく食中毒では? − 多くの人が気づかずに食中毒にかかっており、”胃腸かぜ(インフルエンザ)”だと勘違いしています。インフルエンザと同じで、汚染された海の動物から細菌感染し、ときに嘔吐、下痢、腹痛が怒ります。もし治療されずに放置された場合、死に至ることもあります。*53) 子供、高齢者、妊娠女性、免疫システムが弱い人は、特にかかりやすくなっています。魚は食中毒の主な原因のため、魚を食べる人はその都度、不必要な病気のリスクにさらしているのです。


大量の抗生剤がまねく将来の病気 − 学会誌の”環境マイクロバイオロジー”は、2006年7月に、養殖魚に使用される大量の抗生剤が脅かす人間の健康について、警告レポートを発しました。これらの薬剤は、不衛生で密集した環境でも、動物たちを死なせずにおくために使用されています。つまり、これを使わないと動物たちは生きていけない状態なのです。

  しかし科学者たちは、これらの薬剤を過剰に使用することで、さらに抗生物質に強い細菌が魚に投与されるようになり、そしてそれらの汚染された魚を食べた人間が、もはや薬剤では治癒できない危険な病気に陥る、という状況をひどく懸念しています。

  「もし水産養殖が予防用抗生剤の使用を増加しつづけるなら、その結果、さらに多くの抗生剤ではもはや効かない病原菌が出現し、魚、動物、そして人間の病気を増大させるだろう。」と、著者のフェリッペ・カベッリョ医師は警告しています。*54)



市民の健康より業界の圧力


FDAの姿勢 − FDA(米食品医薬品局)は、最も深刻な汚染魚でさえ販売を差止めしようとせず、行政が妊婦は摂取すべきでないと認めた魚に警告ラベルを要求することもせず、消費者が危険を認識することを困難にしています。


検査を免れる海産物業界 − 米国連邦会計監査院の報告によると、海産物業界はお粗末にも何ら規制が敷かれておらず、海産物加工業者は2年に1度、FDAの査察を受けるだけで、多くは全く検査されていない状態です。なぜなら、彼らはFDAに登録することを要求されていないのです。ほんの3分の1の輸入魚だけが、国境で検査を受けるだけです。業界の大部分は、倉庫やほとんどの船上加工業者も含め、完全に規制から免除されています。*54)


欠陥だらけの検査 −   検査を行うといっても不適切なもので、水銀汚染など、よく知られた多くの危険があるにもかかわらず、FDAはその検査をしていません。*55) 公益食品安全科学センターのディレクター、キャロライン・スミス・デワール氏は、「FDAの海産物計画は欠陥だらけです。ひどい資金不足で、消費者の安全性は全く保証されていません。」と話しています。*56)


市民の健康より業界の圧力 − 魚の危険が知れ渡っても、政府は市民の健康より生産者の利益を優先し続けています。環境ワーキング・グループは、FDAが海産物業界から圧力をかけられて、マグロ消費規制勧告の姿勢を変えたことを非難しています。*57)

 FDA審議会の第一人者の1人は、FDAがもはや科学を無視し、消費者にマグロ消費の健康リスクを警告しない方針であることを知って、抵抗することを諦めました。
  アリゾナ大学の毒物学者バス・アポシャン氏は、「勧告は全てのツナ缶にもっと厳しい規制を敷くべきだ。99%の妊娠女性と生まれてくる子供たちには危険だ、というのが新しい勧告だ。ツナ缶業界より、この国の将来の子供たちの健康をもっと心配すべきだ。」と話ています。*58)

  では日本は・・・・・?


魚は本当にヘルシー?
       −水銀の害−脳へのダメージ

       −魚で頭が悪くなる
       −女性と子供への影響〜胎児のIQが低下

屠殺までの真実−魚


*50) Cable News Network.
*51) eMedicine.
*52) Consumer Reports, “America’s Fish: Fair or Foul?” Feb. 2001.
*53) Center for Science in the Public Interest, news release, “Consumers Keep Getting Sick From Seafood,” 9 Oct. 2002.
*54) Wai Lang Chu, "Study Warns Excess Fish-Farming Drug Use Promotes Resistance," DrugResearcher.com, 21 Jun. 2006.
*55) Center for Science in the Public Interest, news release, “Consumers Keep Getting Sick From Seafood,” 9 Oct. 2002.
*56) Center for Science in the Public Interest, “GAO Gives Failing Grade to FDA Seafood HACCP Program.”
*57) Environmental Working Group, “EWG Study Finds FDA out to Lunch on Protecting Women From Mercury in Fish,” 28 Feb. 2002.
*58) Michael Greger, M.D., “Mercury Contamination in Fish,” Vegetarian Baby and Child, 11 Nov. 2003.



(source: PETA /GoVeg.com /FishingHurts )