ライフスタイル
欧米のベジタリアニズム、ヴィーガニズム
アメリカのベジタリアニズム
− 日本、香港ではもっぱら美容・健康目的からベジタリアンが増えているのに対し、欧米では強い動物愛護精神から、
倫理的理由でベジタリアン、ヴィーガンの人口が急増しています。田舎よりも大都市、富裕層、知識層に多く、特にハリウッドや音楽界の大物セレブたちが率先して活動していることも、ベジタリアニズム、ヴィーガニズムの普及に影響を及ぼしているように思われます。
(ヴィーガン=完全菜食、欧米型ベジタリアン=主に肉・魚は食べず、卵・乳製品は肉体を直接傷つけないという理由で良しとする思想)
同じ考えから、欧米のベジタリアニズムは肉食だけでなく、動物を傷つける毛皮ファッションにも反対し、ヴィーガニズムにいたってはレザー、スエード、ウールなどにも反対するライフスタイルなのです。
もちろん肥満対策や美容のために選択する女優たち、陰でこっそりお肉を食べていても世間体のいい”ベジタリアン”であることを宣伝する有名人なども中にはいるようですが、たとえそうだとしても、ベジタリアンであろうとし、それに誇りをもっていることは事実です。
健康と美容のためのローフードも、実質的にはほぼヴィーガンが主流となっています。
ベジタリアニズムは単なるヘルシーブームではなく、動物を残酷な方法で大量虐殺することに反対する、現代のムーブメントなのです。
アメリカは西海岸でベジタリアン・レストランが急増しているようですが、ニューヨークのレストランでも一流と呼ばれるところほど必ずベジタリアン・メニューが用意されています。もちろんステーキハウスでもベジタリアンのためのメインメニューがあるのです。
お洒落なオーガニック・スーパーではベジタリアン食材や、(フツウのスーパーよりも)おいしいベジタリアン・デリが豊富にあります。需要が高いので、日本の菜食食材よりお値段も手頃です。
ベジタリアニズムを追求する人はオーガニック、人工調味料無添加にもこだわるのことが多いので、このようなオーガニックスーパーで売られているものは、ジャンクなアメリカン・フードに耐えられない日本人でも安心していただける”本当においしい”食品が多いのです。
マンハッタンのナチュラル・マーケット ⇒
Weasterly Natural Market
全米チェーンのWhole Foods Market
倫理的理由
と殺場までの地獄 − 今日の畜産場では、動物は何千という単位で窓もない汚い納屋、ワイヤーの檻、妊娠用木箱、その他の監禁組織に詰め込まれています。
これらの動物たちは家族を育てることも、土に足をつけることも、巣を作ることも、彼らが本能的に行うようなことは何もできないのでです。
太陽を背中に感じることも、新鮮な空気を吸うことも。それができる時は、トラックに詰まれてと殺場に送られる時なのです。

残虐なと殺の仕方 ― 今、畜産場の動物たちを、残虐な行為から守る法律は何もありません。残虐な切断、遺伝子操作、手足を不自由にしたり慢性的な痛みをもたらす投薬、過酷な天候の中での輸送、身の毛もよだつ残虐なと殺の仕方など、もし犬や猫に向けられたとしたら間違いなく違法となるでしょう。畜産動物が、決してペットとしてかわいがられる犬や猫より知能が少ないわけでもなく、苦痛を感じる神経が鈍いわけでもないのに。
身動きもできない檻 − 近代農法である今日の畜産工場は、コスト削減と生産量の最大化を目指して闘ってきました。牛、子牛、ブタ、ニワトリ、七面鳥、カモ、ガチョウ、動物たちは、身動きも横になることもできないほど、小さな汚い檻に詰め込まれているのです。動物たちは運動する権利を奪われ、全てのエネルギーを人間のための食肉、卵、乳の生成に注ぐよう操作されているのです。
手足が不自由に − 動物たちは、早く太らせるために、また生命も維持するために薬を投与され、早く成長するために、またはより多くの乳や卵を産出するために遺伝子操作されています。多くの動物たちはその体重に耐えられず手足が不自由となり、近くにある水や餌にも手が届かず、死んでいくのです。
生き残った動物の悲鳴 − 動物たちは十分な大きさに成長すると、トラックに詰め込まれ、過酷な天候の中、何マイルもの長い距離を、水も与えられずに輸送されます。
この悪夢の長旅を生き残った者たちには、まだ意識が十分にあるうちに喉を切り裂かれるものもいます。そして多くはまだ意識があるうちに、やけどするような熱い湯の中や脱毛タンクに投げ込まれて毛をむしり取られたり、皮を剥がされたり、そして切り刻まれたりするのです。
ニワトリたちの地獄 ― 卵生産の残虐性は、鶏の取り扱い方そのものにあります。おそらく家畜の中で最も虐待を受けているのが鶏のメスたちです。5羽のメスが引出し式のワイヤーの檻に詰め込まれます。その檻は高く積み重ねられ、 上の檻から下の檻へと糞が落ちてくるのです。狭い檻でメスたちは身動きもできず、産卵にカルシウムを使うため、歩行が困難になり、骨粗鬆症を引き起こします。足が檻の床ほどの大きさに成長するものいます。餌に口先が届かず餓死するものもいます。わずか2歳で、メスのほとんどは使用済みとなり、と殺場へ送られます。卵の孵化場ではオスは用なしなので、窒息死させられるか、首を切られるか、圧死させられるか、または生きたまま挽肉にされるのです。卵生産工場から届く今日の卵は、メスたちの22時間の地獄そのものを意味するのです。
魚にも痛みと恐怖が−英国政府動物福祉アドバイザーであるドナルド・ブルーム博士によると、「解剖学的にも肉体的にも、そして生物学的にも、魚が痛みを感じるシステムはほぼ鳥や動物と同じ」なのだそうです。魚は十分発達した脳と神経組織、そして非常に敏感な口を持っています。ちょうど人間が手を使うのと同じように、魚は舌や口を使って食べ物を捕まえ、集め、巣を作り、そして時には子どもたちを危険から守ったりもします。そして魚もまた恐怖も経験します。オーストラリアの調査では、魚が追われたり、閉じ込められたり、威嚇されたりすると、心拍数が上がり、呼吸が速くなり、アドレナリンが放出されるという、人間がストレスを感じた時と同じような反応をすることがわかりました。
生きたまま剥がされる毛皮 − 毛皮は既に死んでいる動物から採取されるではなかったのです。きつね、たぬき、オオカミ、ウサギ、そしてアザラシの白い赤ちゃんたちが生きたまま剥がされたり、窒息、撲殺、感電死させられたり。きれいな毛皮を採取するために、見るに耐えない非道な方法がとられています。
映像先 ⇒ 恐ろしい中国の毛皮工場 ワナにかかった動物たち
猫や犬までも!
− 中国では何百万匹もの犬や猫の毛皮が剥がされ、別の動物のラベルを貼られて外国に売られています。犬や猫たちも他の動物と同じく、身動きできない小さなケージに入れられ、こん棒で殴打されたり、首を吊られたり、ワイヤーで絞め殺されたり、壮絶な拷問を受けており、中国の毛皮工場はこの事実を隠しているのです。
不要な毛皮の寄贈 ⇒ PETA毛皮撲滅キャンペーン
(Attn.: Fur Campaign, PETA, 501 Front St. Norfolk, VA 23510)
(source: PETA
/GoVeg.com
/Ask Carla.com)
環境保護という理由
肉食がいかに環境を汚染してきたか − 土地が穀物生産の代わりに家畜飼育に使われると、貴重な水や土壌が失われ、木々は家畜放牧、あるいは飼育小屋のために伐採されます。そしてきちんと処理されない動物の排泄物が河川を汚します。実際アメリカの科学者同盟(Union
of Concerned Scientist)は、地球が直面している環境汚染問題の第2位に肉食を挙げています(1位は化石燃料車)。また下記の調査結果からも、肉食が環境に及ぼす害は明らかです;
1. 牛が1パウンドの牛肉に変わるためには、最低でも16パウンドの草木が飼料として必要なのです。アメリカで使用されている水の半分以上は、食肉家畜の飼育に費やされているのです。1パウンドの肉を生産するためには2500ガロンの水を必要としますが、1パウンドの小麦を生産するための水はたった25ガロンなのです。完全な菜食者が必要な水は一日300ガロンですが、肉食者には4000ガロン以上もの水が必要となるのです。(1ガロン=3.785リットル)
2. たった一つのハンバーガーを生産するのに、 小型車を20マイル運転させる化石燃料が必要となります。アメリカで消費された全原料と化石燃料の3分の1が食肉家畜の飼育に使われているのです。
3. 典型的なブタの畜産場は、1万2000人の町と同量の排泄物を生み出しています。環境保護庁は、食肉畜産は最大の水質汚染の原因であると述べています。
4. アメリカの全農耕地の87%は食肉家畜の飼育に使われています。これはアメリカ国土の45%に相当します。2億6千万エイカーのアメリカの森林が、食肉家畜の飼料の生産のために、伐採されてきたのです。食肉業界は、アメリカの土地浸食の85%に直接責任があるのです。
(1エイカー=4046.8u)
5. アメリカで生産されるとうもろこしの80%以上と、オートムギの95%以上は、家畜飼料に充てられています。世界の畜牛だけでも87億人分のカロリーに相当する穀物を消費します。これは地球上の人口を越えています。ワールドウォッチ研究所(Worldwatch
Institute)によると、「世界で生産される穀物は、おおよそ5トン毎に2トンが畜産、家禽、魚の飼料に回されています。肉食、特に牛肉の消費を減らせば穀物の全体量は解放され、土地への圧力も軽減される。」のだそうです。
(source: PETA
/Ask Carla.com)
|